皆さまご機嫌よう！記事を見て下さりありがとうございます！
我は一次創作サークルCSDのキャラクターデザイン係、拓也786だぞ！
今回やっていく企画は、「拓也786のキャラデザ向上委員会」！ 以前に我々CSDが作ったキャラクターデザインをリニューアルし、その過程を見ていこうという内容です。
過去の未熟なキャラデザが変身するまでの流れを楽しんでいただけたら幸いです！
記念すべき第一回で紹介するのはうちの子「イノセンス・マーガレット」ちゃんです！
それでは行ってみよう！
↓イノセンス・マーガレットのキャラクター紹介は下記事をご覧ください！↓
🌼ビフォーアフター🌼
まずは、最初期に描いたイノセンスと、今回完成させた立ち絵を比較してみましょう！
（最初期イラストのスキャンをもとに当時の設定で色付け）
なんだか色々変わったなぁ。主に絵柄と媒体が……。
これからキャラクターデザインの大きく変化したところを以下の４点に分けて紹介していきます。
①天使の羽と輪
②目つき
③服デザイン
④剣デザイン
途中で白黒ではありますが、キャラデザの変化を感じられる過去絵をいくつか載せております(恥ずかしっ)。
ちなみに、過去絵が全部白黒なのは、リアルがごたごたしているうちに昔懐かしのカラー絵を全部紛失したからだぞ！！！ 最悪だ！！！
🌷キャラデザ変化の過程🌷
①天使の羽と輪
まず最初に早々に変わってしまったものは、天使の羽と輪です。天使の象徴ともいえる二つの要素ですが、その理由は今作の「天使」という存在の設定が固まったことによります。
一枚目の最初期デザインを描いていた時期は、大まかなキャラコンセプト「真面目なのに無実の罪で追放された堕天使」のみが決まっていた状態でした。そのためデザインや色合いにより典型的な「天使」の要素が多かったのです。
それが、次第に世界観の設定が進み、天使とは「神様？が人間の文明を見守るために、人間をもとに作り出したモノ」であることになり、また「天使は人間たちを見守る目的で、罪を犯し追放されなくとも容易に下界に降りることがある」という設定も加わり、次第に今作の天使は人間とほぼかわらない姿に変わりました。
そして、もう一つのシンプルな理由としては、「イノセンスが地上で人間と共に日常生活を送る」というメインストーリーの建付け上、羽と輪っかという非人間的で重たい要素があるとあまりに不便すぎるからということもあります。
天使たちが天界でするお仕事でも邪魔でしかなかったし、羽の設定が無くなるのは当然の帰結だったな。
にしても、ファンタジーの癖に我々はこういう変な所で現実的な設定にしたがるんだよなぁ。
②目つき・顔立ち
細くきりっとした目つきはイノセンスのチャームポイントの一つでもありますが、こちらも途中から決まっていったデザインです。
最初から「真面目キャラ」として作られた子だったので、きりっとしたつり目は元々設定にありました。それに加え、目を細くしアニメ調からリアル寄りな顔立ちに変わった理由は、「大人系キャラ内で個性を出すため」です。
CSDのキャラクターたちは大きく分けると「かわいい系・幼い系キャラ」と「大人系キャラ」に分かれ大きく雰囲気が異なっているのですが、昔の拓也786は表現力に乏しかったため二つのグループ内での描き分けに未熟な点が多くありました。
それが成長していくうちに、イノセンスは性格設定「生真面目で融通が利かないこと、正義感の強さ」を表現するために段々と目が細くお堅い顔立ちになっていき、イノセンスの個性が出来上がったというわけです。
ちなみに、「鼻が若干鷲鼻になった」「前髪を上げた」変化も、時期は違いますが同じような理由です。
昔の我の描き分け力はどうしようもなかったな。最初の頃なんか、童顔妹系キャラのヴィクトリアちゃんとあんま変わらない目の大きさしてたからなイノセンス……。今のカッコいい大人なイノセンスになって本当に良かったぜ。
③服デザイン
イノセンスの服のデザインは、今まで載せたらくがき写真を見て頂ければわかる通り、最初からほぼ変わっていませんでした。それを変えようと思ったのは、まさに今回の企画を思いついたきっかけなのです。
イノセンスの服装が出来上がった頃、中の人はまだ中学生。服装デザインの引き出しなど制服かしまむらかプリキュアカードゲームくらいしかありません（さすがにヒドイ）。そんな狭すぎる視野で出来上がった未熟な服装を、現在の少しは成長したCSDが洗練されたデザインに変えてみました。
（最初にも載せた二枚ですが、ここで改めて見比べてみてください！）
元々のデザインは多くの部分が気に入っていたこともあり、基本的な情報や色合いはそのまま、細かなパーツを変更しました。
例えば、上下白ブラウスと白フレアスカートはそのまま、胸元のリボンをボウタイにしブラウスと一体化させ、スカートは一重にしレースをフリルに変え、丈をフィッシュテールにしました。腰のリボンは後ろで結ぶのではなくバックルを付けました。
全ての変更点は、イノセンスの性格設定から「柔らかい要素を少し硬い要素に」「幼さや女の”子”らしさのある要素を大人っぽい要素に」という基準で決めています。
特に前から違和感があった部分と言えば、スカートのレースだったんだよな。最初は天使らしさ要素として入れたんだが、イノセンスにはあまり繊細でふんわりしすぎたデザインは似合わないように思う。あの子びっくりするくらいぶきっちょで鈍感だからな……。
④剣デザイン
イノセンスの武器、剣のデザインも今回ふくと一緒にリニューアルした部分です。
元は大きなハートとリボンのついた大剣だったわけですが、思い切って刃の部分を無くした上、ハートは小さくし、リボンを無くした代わりに金色の羽を付けました。
剣のデザインは前から変えたいと思っていた部分で、今回やっと設定を固めることが出来ました。
変えようと思っていた理由は、「単純に大剣のサイズ感が邪魔過ぎたから」、「能力とよりシナジーのある形状にしたかったから」と、「設定が変わりよりイノセンスの性格に寄ったデザインに出来るようになったから」です。
一つ目は、羽が無くなったのと似たような理由で、文字通りずっとあの大きな剣を持ち歩いていると地上生活が不便すぎるためです。
二つ目は、イノセンスの右目の能力「白銀」と関係しています。この世界では魔力が人々の体内ほかいろいろな所にあるのですが、イノセンスはその周辺の魔力を集め、自分のものにすることが出来ます。リニューアル前は、その集めた膨大な魔力を剣に込めて必殺技を放つという設定がありました。
それを、刃そのものを実体のない魔力にしてしまうことでより能力とシナジーのある外見にしようとしたわけです。
昔の必殺技は剣からビームが出てたんだが、これでもうちょっとカッコいい必殺技に出来そうだな。
三つ目は、元々イノセンスの前に作っていた話とキャラクターと関係があります。その昔、エレンというキャラクターが、別の時代で同じ剣を使っているという設定がありました。エレンは幼めなキャラデザだったためかわいらしい要素の多い剣になっており、それを後の時代という設定のイノセンスが受け継ぐという建付けだったのですが、二つの話が完全に別世界線に変わり無関係になってしまいました。おかげで、剣をエレンと関係なくイノセンスに合ったデザインに出来るようになったというわけです。そうして剣から女の子っぽい要素が減り、上品で格好良いデザインへと変化しました。
懐かしい設定だなぁ。エレンたちも別世界になっただけで話は健在だから、いつか何かしらの記事にしたいと思っているぞ。
🌻まとめ🌻
以上が、うちの子イノセンスのキャラクターデザイン変化の過程とその理由です。
CSDが普段キャラクターを作っている時に考えていることなどが伝わったでしょうか？
今後別のキャラクターも紹介していこうと思っているので、また見て下さると嬉しいです♪
それでは、ご覧頂きありがとうございました！
ここから下、おまけとしてイノセンスの別衣装案についてちょっと紹介しているぞ。ついでに見て行ってくれたら嬉しい！
おまけ
イノセンスの別衣装案
①パンツスタイル
仕事中や魔法の練習中に、動きやすい恰好があったらいいなと思い描いてみました。イノセンスの程よく肉付きがありメリハリのついた脚が映えて似合っていますね。正直イノセンスはスカートよりズボンの方が似合うと思います。でもメイン衣装はスカートなのがイノセンス。
身体を動かせるように、靴も動きやすいように紐をつけてあげたり、髪は一つ結びにしてみました。剣の柄は腰についています。
②夏服
涼し気な夏服です。柔らかい素材ですがなんとかイノセンスらしくなりました。一つ結びもかわいいですね。パン分けてほしい。
③ゴージャスバージョン
元々のデザインをもとにちょっと豪華なイノセンスを作ってみました。折角記事本編で省いた要素ばっかりモリモリしましたが、結構似合ってますね。レースのケープかわいいです。ソシャゲキャラの進化後衣装を描いてるみたいで楽しかったので、これはある程度成長した後に着てみてほしい。
④ドレス
真っ赤で大胆なデザインのドレスです。イノセンス、スタイルいいので露出度高くても余裕で行けますね（普段は肌見せ少ない方が良いですけど）。
髪も後ろでお団子にしてみましたがすっごく可愛いです。イノセンスはぶきっちょなのできっとヴィクトリアちゃんかソフィアちゃん辺りに結んでもらっているのでしょう。
というかイノセンス、マーメイドシルエットめっちゃ似合いますね。メイン衣装では候補に挙がったものの却下になりましたが、こういう大人っぽさを前面に出す場面では積極的に着せてあげていきたいです。
おまけも含めてここまで見てくれてありがとう！ また来てくれよな！
